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対談企画シリーズ「『若者という希望』に未来を託そう」(第1回)

京都造形芸術大学教授
寺脇 研

社会の活力は若者への「投資」から

第1回対談者 今井紀明(NPO法人D×P共同代表)

 教育者で京都造形芸術大学教授の寺脇 研氏による対談企画です。社会で活躍する「ゆとり世代」と語り合い、希望の未来を描き出します。第1回は、若者支援に尽力する今井紀明氏です。 続きを読む

ネット情報の真偽をいかに見分けるか――ネット社会を生きる知恵

ライター
渋井哲也

デマ情報を打ち消すには〝多数決〟が有効

 世界中のサーバーがインターネットにつながり、膨大な情報を手軽に、しかも瞬時に入手できる時代です。そこには個人がメール感覚で何げなく発信する情報も含まれ、多彩なコミュニケーションの場が無尽蔵に広がっています。利便性がある一方で、誹誇中傷やデマ情報など反社会的な情報も簡単に流されてしまう。それがネット社会です。 続きを読む

人々を「当事者化」していくソーシャルメディア

作家・ジャーナリスト
佐々木俊尚

誰もが参加でき、自由に発言できるソーシャルメディア。それはある意味、みなを「当事者」にしていく装置である――。発信者の「立ち位置」がより厳しく問われるこれからのメディア言論について、ジャーナリストの佐々木俊尚さんに聞いた。

ソーシャルメディアでの発言は、マスコミの劣化コピーにすぎない

――佐々木さんの新著『「当事者」の時代』のなかで、ソーシャルメディアは、その社会の集合的無意識の反映でもあると書かれています。日本のいまを、どうご覧になっていますか。

佐々木 ツイッターやフェイスブックに代表されるソーシャルメディアが出てきて、「マスメディアは終わり、これからはソーシャルメディアの時代だ」と楽観的に言う人が多いですよね。
 しかし、この一年のソーシャルメディア上での言論を見ていると、そんなふうに楽観的に見ることはできません。 続きを読む