津波」タグアーカイブ

コンクリートの巨大堤防では生命の尊厳は守れない

東北大学大学院教授
安田喜憲

 甚大な被害をもたらした東日本大震災――「いのちを守る森の防潮堤」を被災地につくるべく奔走してきた安田氏に話を聞いた。

人びとの心に共感を広げる「森の防潮堤運動」

 私は現在、「森の防潮堤」の実現を広く訴えています。しかし宮城県には、巨大なコンクリートの防潮堤を構築する計画があり、それに「待った」をかけてくれたのが、公明党の太田昭宏国土交通大臣です。 続きを読む

シリーズ 震災からの歩み<1> 人間と震災遺構――津波と共に生きる

東北大学大学院工学研究科教授
五十嵐太郎

 東日本大震災から2年あまり。がれき撤去は進み、被災した建物の多くは姿を消しつつある。そのなかで、「震災遺構」として被災建物を保存すべきだとの議論がある。人間にとって被災建物はどんな意味をもつのか。 続きを読む

あらゆるいのちを守り育む「ふるさとの森」を全国に広げたい

横浜国立大学名誉教授/植物生態学者
宮脇 昭

<シリーズ>自然保護と生物多様性を考える(1)――近年、異常気象を原因とした激甚災害が多発している。相次ぐ災害に、森を防災や環境保全の中心に生かそうとの声が高まりつつある。宮脇昭氏に、森が人の暮らしに果たす役割を聞いた。 続きを読む