ウェブやスマートフォンの発達に伴い、現実空間に無数の「孔(あな)」が開いてしまったという鈴木謙介さん。人間が「分断」されてしまった社会でどう生きるべきか、話を聞いた。
物理的空間に開いた「孔」
私たちが生きている空間は、単なる物理空間ではなく、いろいろな意味を帯びています。教室であれば「授業をする場所」という意味があります。
それが携帯電話やスマートフォンの普及に伴い、「場所」がもつ意味は単一ではなくなってきました。 続きを読む
ウェブやスマートフォンの発達に伴い、現実空間に無数の「孔(あな)」が開いてしまったという鈴木謙介さん。人間が「分断」されてしまった社会でどう生きるべきか、話を聞いた。
私たちが生きている空間は、単なる物理空間ではなく、いろいろな意味を帯びています。教室であれば「授業をする場所」という意味があります。
それが携帯電話やスマートフォンの普及に伴い、「場所」がもつ意味は単一ではなくなってきました。 続きを読む
若者の孤立は「意識の問題」ではなく「社会構造の変化」によってもたらされた──と警鐘を鳴らす宮本みち子氏に、新たな若者支援のあり方を聞いた。
近年、貧困や晩婚、非正規雇用など若者が抱える問題が浮き彫りとなっています。その原因について考えるとき、世の中では、フリーター(転職を繰り返す若者)やニート(急いで働きたがらない若者)などの言葉に代表されるように、若者の「意識の変化」だと受け止められているようです。しかし現在の若者をとりまく問題のほとんどは、「社会構造の変化」を原因としています。 続きを読む