【コラム】ベビーカーをもっと利用しやすい社会に! ライター 佐山 要 「坊やがねちやうと 乳母車、 日かげにそつといれられる。 そしてふんはり ふんはりと、 もひとつ毛布をのせられる。」 ――これは、『ごん狐』の作者として知られる新美南吉の『乳母車』という詩だ。乳母車は母性の象徴のような存在として描かれている。 誰もがかつては赤ん坊だった。誰もが母に守られていた。そして乳母車のお世話になった。 その乳母車は一説によると、1848年に、アメリカ・ニューヨークで生まれたらしい。 続きを読む →