※このコラムには、2015年10月31日公開 映画『1001グラム ハカリしれない愛のこと』のストーリーなど内容についての記述があります。
ノルウェー国立計量研究所がロケに全面協力
主人公は〝理系女子〟である。
マリエはノルウェー国立計量研究所で働く科学者。生活や社会の基準となる「長さ」「重さ」の計測のエキスパートである。
一方、私生活には失敗し、夫と別居中。夫に大半の家具を持ち出された殺風景な部屋で暮らしている。
演じるのはノルウェーでも人気の高い女優アーネ・ダール・トルプ。心がこわばって、まるで感情が動かないように見えるマリエを、自分とは「全然違う人間」と言いつつ巧みに演じている。 続きを読む