「空手発祥の地」認知度アップの課題
――沖縄が「空手発祥の地」である認識は県内ではそれなりに定着していますが、国内の県外にどう広げるかというのは前々からの課題ですね。現状はいかがですか。
桃原直子課長 令和4年度に新たに調査した結果では、県内の認知度は88.5%、県外は30.8%、海外は初めて調査して49.1%という数字でした。前回とった調査では、県内96%、県外34.6%でしたので、いずれも少し低下しています。おそらくコロナなどで道場が閉まったことなどが影響していると考えています。
――意外ですね。調査方法が変わったとか。
桃原課長 いえ、方法は同じです。2021年に東京オリンピックがあって、沖縄の喜友名選手が金メダルをとったのでその影響で伸びると思ったのですが、コロナ禍で空手関連のイベントが大きく減ったことも影響したのかもしれません。 続きを読む