2つの市長選で与党側が勝利
本年2022年は、沖縄県の本土復帰(1972年5月)から50周年の佳節となる。
その沖縄県で、さる1月23日に名護市と南城市で任期満了に伴う市長選挙がおこなわれた。名護市は普天間飛行場の移設先となる辺野古を抱える。
名護市長選では現職の渡具知武豊氏(とぐち・たけとよ氏=自民・公明が推薦)に、新人で前市議の岸本洋平氏(共産、立民、社民、社大、にぬふぁぶし、れいわ推薦)が挑み、南城市では現職の瑞慶覧長敏氏(共産、立民、社民、社大、にぬふぁぶし、れいわ推薦)に、前職の古謝景春氏(こざ・けいしゅん氏=自民、公明推薦)が挑むかたちとなった。
結果は、いずれも自民・公明が推薦する渡具知氏と古謝氏が、共産党など「オール沖縄」勢力を破って当選した。
注目を集めた名護市長選では、投票率が68・32%。渡具知氏が19524票で岸本氏が14439票と、5000票の大差がついた。 続きを読む