創価学会に対する認識の乏しさ
今、メディアでも国会論戦でも、旧統一教会の問題が連日クローズアップされている。このことはあらためて、〝宗教は何のためにあるのか〟〝宗教はだれのためにあるのか〟という根本的な問いを投げかけているように思われる。
日本最大の宗教団体といえば創価学会だ。支持する公明党が20年以上にわたって連立与党の一翼を担っており、好むと好まざると、その影響力は日本社会にとって決して小さくない。大袈裟に言えば、誰しもが無縁ではいられないのだ。
ところが、その創価学会についての人々の知識は驚くほど乏しい。ほとんどが何十年も言い古されてきたステレオタイプなものだ。批判的に見ること自体は必ずしも悪いことではない。ただ、最低限の情報と知識に基づいた批判でないと生産性のない稚拙な中傷に終わってしまう。 続きを読む