日本維新の会 藤田幹事長
税理士で党の会計監査人
ほとんど数日おき、酷いときは同じ日に何件も重なって不祥事が発覚する日本維新の会。正直、あまりにも多過ぎてコラムを書く筆が追い付かないので困っている。
9月18日、毎日新聞が衝撃のスクープを報じた。日本維新の会の池下卓衆院議員(大阪10区)が、選挙区である地元・高槻市議だった2人を市議任期中に公設秘書として採用していたのだ。
2人は市議としての報酬と公設秘書としての給与を二重に受け取っていた。どちらも原資は税金である。
池下卓氏はもともと税理士。2011年の大阪府議会議員選挙に大阪維新の会から出馬して当選。府議を3期務め、2021年10月の衆議院選挙で立憲民主党の辻本清美氏らを破って初当選した。日本維新の会の会計監査人を務めている。
だが池下議員をめぐっては2022年1月、地元事務所を自身の父親から無償提供されながら、少なくとも2018年から20年までの3年間も政治資金収支報告書に記載しておらず、政治資金規正法違反(不記載)の疑いがあると朝日新聞や週刊文春に報じられていた。 続きを読む