「あなたに会うために来ました」
公明党の創立者である池田大作・創価学会第3代会長が逝去して、この11月15日が一周忌となった。11月17日には、公明党結党60周年を迎える。
先の党臨時全国大会で代表に選出された斉藤鉄夫氏は、新代表としてのあいさつで次のように述べた。
公明党は今月17日に結党60年の節目を迎えます。60年は人間の年齢で言えば還暦に当たります。還暦には「新しく出発する」という意味がございます。
党創立者である池田大作・創価学会第三代会長が示された「大衆とともに語り、大衆とともに戦い、大衆の中に死んでいく」との立党精神・原点に今一度立ち返り、党として新しい出発をしたいと思います。(『公明新聞』11月10日)
この「立党精神」は、結党の2年前の1962年9月、党の前身である公明政治連盟の第1回全国大会で来賓あいさつをした池田会長の言葉に基づいている。このとき会長は、次のように述べている。
大衆とともに語り、大衆とともに戦い、大衆のために戦い、大衆の中に入りきって、大衆の中に死んでいっていただきたい。(『大衆とともに 公明党50年の歩み』)