新体制でも冷ややかな有権者
47歳の新代表が選出され、新執行部で船出したものの、立憲民主党への国民の期待は冷めきったままだ。
時事通信社が12月10~13日に実施した世論調査では、立憲民主党の新執行部に期待するかという問いに「期待しない」が46.6%。「期待する」の23.3%をダブルスコアで上回った。
朝日新聞社が12月18~19日におこなった調査でも傾向は同じ。これからの立憲民主党に「期待する」は40%で、「期待しない」は43%にのぼった。
2012年暮れに政権交代して以来、与党への逆風はいくつもあった。
とくに安倍政権の末期には、政権のおごりというべき不祥事や、公文書の改ざんや廃棄など、民主主義の根幹にかかわるような問題が露見した。
さらにこの2年は新型コロナウイルスのパンデミックという未曽有の国難のなかで、政権与党は常に人々の不満や批判の矛先を向けられる立場だった。 続きを読む