この時代を、若者たちはどう生きるのか――。
　不安を抱えながらプロの演奏家を目指す者、大学進学のための高校進学を選ばなかった者、〝幸せになること〟を人生の基準にゆるやかに職業を選択する者、プロの漫画家を目指しつつ下積みの時を生きる者――。
　同じ２０代のフリーライター・大森貴久氏が、４人の〝生き方〟のカタチを紹介する。

【ファイル１】　漫画家　渡辺正文（２５歳）

プロフィール●１９８９年、宮城県生まれ。大学在学中から漫画を執筆。大学卒業後は塾講師のアルバイトをしながら、出版社の催す各賞に投稿している。２０１４年４月から、漫画家・まっと ふくしま氏のアシスタントとしても活動中。本文を読む →
 
 
 

【ファイル２】　大学院生／飲食店経営　小嶋秀治（２３歳）

プロフィール●１９９１年、兵庫生まれ。幼少期よりヴァイオリンを始め、これまでに様々なコンサートの企画・運営に携わる。２０１４年３月にダイニング・キッチン千石を八王子にオープン。現在は、都内の私立大学の大学院法務研究科に籍を置き、司法試験のための勉強と店の経営を両立している。音大生・芸大生を支援するための組織NeighborArtsの共同代表としても活動中。本文を読む →
 

【ファイル３】　司会／通訳／コーディネーター　宮川光彩（２５歳）

プロフィール●１９８８年、マレーシア生まれ。親の仕事の関係で小・中学校をシンガポールのインターナショナル・スクールで学び、高校・短大は日本へ逆留学。短大卒業後はシンガポールに戻り、日系企業に勤務する。２０１２年からフリーランスの司会・通訳を開始。２０１３年には司会・通訳会社Lusterを設立。日本語・英語でのバイリンガル進行の司会、イベントや商談での逐次・同時通訳などを中心に活動中。専門の司会・通訳業のほかに、日本人アーティストの現地コーディネーターや撮影コーディネーターとしても活躍している。本文を読む →

【ファイル４】　チューバ奏者　三木博士（２５歳）

プロフィール●１９８８年、大阪生まれ。国立音楽大学音楽学部卒業。大学卒業後は、アルバイトをしながら、フリーランスのチューバ奏者として活動中。オーケストラの入団を目指し、日々レッスンに励んでいる。「International Tuba Euphonium Conference（ITEC）2012」では１次審査通過。本文を読む →