ネット普及が政治に与える影響
2016年を象徴する英単語として、オックスフォード英語辞典は「POST-TRUTH」(ポスト・トゥルース)という単語を選びました。あえて意をくんで訳すならば「客観的な事実が重要視されない時代」という意味になるでしょうか。日本の社会や政治も、この「POST-TRUTH」とは無関係ではないと思います。
私たちが普段接している情報は少なからず「POST-TRUTH」的な面を含んでいます。 続きを読む
2016年を象徴する英単語として、オックスフォード英語辞典は「POST-TRUTH」(ポスト・トゥルース)という単語を選びました。あえて意をくんで訳すならば「客観的な事実が重要視されない時代」という意味になるでしょうか。日本の社会や政治も、この「POST-TRUTH」とは無関係ではないと思います。
私たちが普段接している情報は少なからず「POST-TRUTH」的な面を含んでいます。 続きを読む
1月25日、小池都知事になって初めてとなる東京都の新年度(平成29年度)予算案が発表された。
待機児童対策や無電柱化などへの予算とともに、定時制や専修学校を含む私立高校の授業料実質無償化対策も盛り込まれている。
予算案発表に先立つ16日、小池知事は「年収760万円未満の世帯を対象に、平均授業料の44万2千円を国と都で負担する」方針を明らかにした。
東京都にある440の高校のうち、私立高校は5割を超す236校(平成28年現在)。このほど安倍政権が打ち出した給付型奨学金とあわせて、〝経済格差による教育格差〟是正へ首都東京からの大きな一歩となる。
ところで、この小池知事が自身の選挙公約にもしてきた私立高校無償化について、共産党があきれたプロパガンダを流している。 続きを読む
自公連立政権が5年目に入った。
この1月13日に東京商工リサーチが発表したところによると、2016年における負債1000万円以上の企業倒産は前年比4.2%減の8446件となり、26年ぶりの低水準になった。
賃上げも3年連続で2%台を続けており、自公政権の経済政策の成果が、さまざまな数字で明らかになってきている。 続きを読む
2017年元日の各紙社説は、いずれも「分断を煽るポピュリズム」への警鐘を鳴らしている。
「反グローバリズム」の波が世界でうねりを増し、排他的な主張で大衆を扇動するポピュリズムが広がっている。国際社会は、結束を強め、分断の危機を乗り越えなければならない。(「読売新聞」)
昨今、各国を席巻するポピュリズムは、人々をあおり、社会に分断や亀裂をもたらしている。民主主義における獅子身中の虫というべきか。(「朝日新聞」)
トランプ現象で見られたように、選挙が一時の鬱憤晴らしになれば、民主主義そのものの持続可能性が怪しくなっていく。(「毎日新聞」)
12月17日、第192回臨時国会が閉会した。
政府提出法案は継続案件も含めると24本が成立。議員立法は17本が成立した。
報道では、TPPやIR(統合型リゾート整備推進)法をめぐる派手な騒ぎばかりが目を引いたが、成立した法律の中には、SNS上での嫌がらせも規制対象に加えた改正ストーカー規制法、がんになっても就労し続けられる道を開いた改正がん対策基本法、休眠預金を社会公益活動への助成に転ずる休眠預金活用法など、国民の暮らしの質を上げる法律が少なくない。 続きを読む