政治」カテゴリーアーカイブ

ネット選挙解禁で、「有権者にできること」「求められること」

フリーランサー
土屋伸雄

 2013年の夏の参議院選挙から、インターネットを活用した選挙運動が〝解禁〟されました。解禁により一体何が変わるのでしょうか。主に有権者の視点から解説していきます。 続きを読む

ポピュリズム政治家と「気分」の政治の危険性

北海道大学大学院法学研究科准教授
中島岳志

日本維新の会などの動きにみる、日本政治の問題点とは何か。

「リスクの個人化」を目指す橋下徹市長

 現在の日本政治の対立軸について①リスクの個人化、②リスクの社会化、③リベラル(自由主義的)な価値観、④パターナル(干渉主義的)な価値観の4象限で考えてみましょう。 続きを読む

アベノミクスは日本に何をもたらすのか

経済アナリスト
森永卓郎

アベノミクスで日本経済に回復の兆しが見えたかのような今、果たして日本の行く末に希望を持つことはできるのだろうか。経済アナリストの森永卓郎氏に話を聞いた。

金融緩和を避けてきた日本

 アベノミクスで金融緩和が効果を発揮していますが、金融緩和で景気が劇的に上昇するということは、実は数年前からわかっていたことです。
 リーマン・ショックの後、先進各国はどこも思い切った金融緩和に出ました。資金供給量(中央銀行の資産額)では、イギリスが5倍、アメリカが3倍、ユーロ圏が2倍に増やした一方で、日本だけがほとんど金融緩和をしてこなかったのです。 続きを読む

日中韓の緊密な連携こそ 東アジアに平和と安定をもたらす

明治大学助教
金惠京

 尖閣諸島問題や竹島問題、従軍慰安婦問題など、いまだかつてない不安定な状況下におかれる日中韓関係。3ヵ国の関係改善に向け、これから目指すべき道とは。

共通の歴史教科書づくりを

 日本外交の展望を開いていくためには東アジア全体の平和と安定を目指していく必要があります。そのためには北朝鮮問題の解決は避けて通ることのできないテーマです。まず前提となるのが日中韓3ヵ国の緊密な連携です。ところが状況は思わしくありません。 続きを読む

海外で実証済みの物価上昇2%と 社会資本整備の充実こそ重要な政策

経済評論家
勝間和代

政府のかじ取りで行う金融政策など3大役割

 経済分野における政府の役割をシンプルに表現すると、市場に任せていると支障が出かねない事項について、しっかりとしたかじ取りを行うことです。その事項とはまさしく金融政策の部分です。とくに日銀は、過度の独立性を持ちながら責任を負わない態勢になり、これが本来目指すべき目標を歪めることにつながったといえます。 続きを読む