豊かな思索のヒントをめざして
――本年(2025年)は、創価学会創立95周年の年となります。創立100周年の2030年まであと5年。
一方で、いわゆる「2025年問題」と呼ばれるように、いよいよ国民の5人に1人が75歳以上の後期高齢者となる時代を迎えます。社会保障制度の不均衡や労働人口の減少など、日本社会はさまざまな問題に直面しています。
こういった社会構造の変化のなか、創価学会もまたこれまでとは異なる多くの課題に向き合い、新たな発想や取り組みに挑戦しようとしています。
大事なことは、新しい課題について1人1人が思索を深め、豊かな議論を重ねていくことではないかと思います。ただ、そもそもの〝糸口〟がなかなか見えないという声も聞かれます。
そこで、読者からの要望もあり、これからの時代に現場の第一線に立つ創価学会員の1人1人が、思索を深めていくヒントになるような記事を不定期で随時連載していけないかと考えました。
青山樹人さんは四半世紀にわたって、『新版 宗教はだれのものか』(鳳書院)など、主に学会と池田先生のこれまでの歴史を綴ってこられました。同書は青年リーダーたちの研鑽にも活用されているようです。
この企画でも、編集部と一緒に、できるだけ忌憚のない率直な議論を、読者に提供できればと思っています。 続きを読む